2006年01月26日(Thu)

"パブリックジャーナリスト"の見識

tag: news

輸入が再開されたアメリカ産牛肉にBSEウイルスが蓄積されやすい危険部位が混入していたことについても、政府の責任を追及するという。本当に追及されるべきは、契約違反を犯したアメリカの食肉業者であって、日本政府ではない。

日本政府には、日本で流通する食品の安全を確保する大きな責任があります。今回の事件はその安全を脅かすものでした。今回の事件の直接のきっかけは、確かに食肉業者のミスかもしれません。しかし、そのミスを防げなかったアメリカ政府の検査態勢も大きな問題ですし、アメリカの要求に屈し安全が担保されない不確かな検査態勢で輸入を認めてしまったのは日本政府の問題です。また、今回はたまたま抜き取り検査で発見されましたが、どのような根拠で抜き取り検査で十分とされたのか、輸入が再開された後、本当に危険部位の混入は今回だけだったのかという事も検証する必要があります。

アメリカは今回の件を業者のミスで終わらせるつもりでしょう。日本政府は、またアメリカの要求に屈し、十分な検証、対策をとらないまま再度輸入を認めてしまうかもしれません。そうならないように、日本政府の責任を追及し対応を監視するのが日本の議会の野党に求められることです。

この記事の内容には、何を目的に責任を追及するか、ということが何もかかれていませんし、そのことを検討した上での記事とは思えません。短絡的に「業者の責任」と言うのでは、"ジャーナリスト"としての見識は低いものと言わざるをえません。


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