第三者が絡む人工授精や代理出産をやった医師と、病気の為に摘出した腎臓を移植した医師。どちらも、今の日本の制度では見捨てられている患者を救うためにやった事だと(主張している)のが共通点です。
確かに患者(腎臓を摘出された人以外)はそろって医師へ感謝を口にしていますし、その人たちが救われたのは事実でしょう。しかし、将来起きるかもしれない問題や医学的リスクまで自分一人で背負う覚悟が本当にあったんでしょうか。医師はそこまできちんと説明したんでしょうか。というより、たった一人の医師がそこまで判断出来るとは思えませんし、出来ると思っているならそれは傲慢としか言いようがない事だと思います。自分勝手な判断で行われた医療行為は、すでに医療とは言えないでしょう。
一部にはこれを「問題提起」と見る向きもあるようですが、これにも同意できません。時には大義名分のためにルールを破る必要がある(破らざるを得ない)ことは認めますが、ルールを破ったことを問題提起として正当化しようとするのは順序が逆です。
この2人の医師のおかげで、生殖医療も移植医療も(少なくとも短期的には)規制が厳しくなる方向に向かうでしょう。そういうことになることを少しは考えたんでしょうかね?
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