京都市の都心部で歩行者と公共交通優先のまちづくりを進める市の「歩いて楽しいまちなか戦略推進協議会」(議長・北村隆一京都大工学研究科教授)が30日午前、京都市下京区のホテルで開かれ、市は四条通で歩道を2倍に広げ、周囲の道路からの一般車両の進入を規制して交通量を減らす「トランジットモール」などの実験を10月5日から14日まで10日間行い、これらの結果を踏まえて2009年度中にも導入する方針を示した。
協議会で市が示した案は、四条通の烏丸-河原町通間で車道を4車線から2車線に減らし、歩道を現在の3・5メートルから2倍程度に広げる。この区間で南北に交差する東洞院通から寺町通の8本の道路からは、四条通に自動車が入れないようにし、買い物客らがゆったり歩ける空間をつくる。
確かに歩行者にとってはいいことかもしれませんが、どうも今ひとつ釈然としないところがあるんですよね。たとえば、タクシーの扱いはなぜか「社会実験の結果をふまえて検討」と棚上げにされています。商品運搬などの流通車両に至っては公共交通に含まれてしまっているような節もあります。
四条通の渋滞の原因は、交通量が多いこともありますが、路上駐車のために車線が有効に使えていない事の方が大きいはずです。その路上駐車の大半を占めているのは客待ちのタクシーと流通車両だったりします。交通量は自家用車が多いですが、タクシーもにたようなものです。こういう状況にもかかわらず、「自家用車は規制、タクシーは後で考えよう、商品運搬はどうぞ」というのはおかしな話です。さらに、実験だけでも死活問題になる周辺の駐車場に対しては会議のメンバーには入れたけど意見はとりあわない、という状態のようです。
歩行者に意見を聞けばそりゃ「歩道は広い方がいい」と言うでしょうけど、歩道は広くなったけどその脇にはタクシーとトラックが並んでいる今の光景のままというのではとても街作りとは言えないと思いますがね。